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ヒデヒロ「もらったー!」 |
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ヒデヒロ「そう言えば昔、俺が小1の頃だったかなあ。 同じクラスに確か井原田君っていうのがいて ねえ。ある日、給食で桃が出たんだ。まあ桃 と言っても、黄桃の缶詰を例の給食で使う 丸いアルマイトの皿に取り分けたってだけの モノなんだけど。彼、よっほど感激したんだ ろうねー。とっとと喰っちまえばいいものを 何を血迷ったんだか、机の中にしまいこんで しまったんだー。後から喰おうとでも思った のかねー。でも、一度タイミングを逃すとこ れがまた喰いたいモノも喰いたくなくなっち まう。出すに出せなくなってしまったんだな 。その後の惨事はだいたい想像つくだろう。 そうだよ。虫が湧いてクラス中、大パニック 。腐って真っ赤になったジュクジュクの黄桃 から、タマのような白いウジ虫がポロポロと 床にこぼれ落ちる光景が今でも忘れることが できない。それ以来だ。俺は桃の缶詰を喰う ことがいまだにできない。」 アタリ「何が言いたいんだ?」 |
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カディス「何処で間違えたんですかね?」 アタリ「えっ?」 カディス「そもそも正しい人生を歩んでいればどうなっ ていたんですかねえ? アタリ「・・・・・。」 カディス「わからない?自分の事なのに?そもそも正し い道ってなんですかねえ?暗ーい深ーい心の 迷い道。」 |
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カディス「頭からそんなモノ生やしてる奴に、そんな事 言われたくないなあ。」 アタリ「なんじゃあこりゃああああああ!」 カディス「エライ事になってしまったねー。」 アタリ「だからなんなんだよー。」 カディス「ズバリ!キノコでしょう。」 アタリ「見ればわかるよ、そんなの!」 カディス「あるんだなー実際、そういう非常識な事。俺 はてっきりそういうのはエロマンガの世界だ けだと思ってたよー。」 アタリ「うわっ!なんか痛くなってきた・・・。」 |
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メイム「うーん!うーん!・・・ダメだ、やっぱり取れ ない。もう駄目かも。かなりやばいわー。早 く何とかしないと、コレ。ヤッパリわたしは、 世界一不幸な女なんだわー!」 |
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アタリ「どうしました?」 メイム「いえ、実は大変やっかいな事に巻き込まれて困 っているのです。」 アタリ「やっかいな事ですか?」 メイム「私の身の上の不幸をお聞き下さい。実は・・・ 弟がドブに落ちて・・・大平洋まで流されて行 ってしまったんです!」 アタリ「それは大変だ!」 |