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パクパク王 人間は他人がやることにはいつも否定的 で、自分に火の粉がふりかかる事だけを 極端に恐れ、あたりさわりのないように 自分の権利なり尊厳を拡大しようと生き ている。自分さえよければそれでいい。 それが人間と呼ばれる生き物なんだ。 |
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マグロ マグロロロロロー。久しぶりだなあ、パ クパク王。 パクパク王 きさまはマグロヘビトンボ。生きていた とは。 マグロ そうだ。俺は貴様を倒す為、そして新し い目的の為地獄から蘇った。そして、そ の目的の為に貴様には死んでもらう。 |
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鈴音 いちろー! フチダ 止めるんだ、マグロヘビトンボMk2!お前 の相手はパクパク王一人。他の者には手を出 すでない。 鈴音 いちろ・・・。あんたナニよ。なんでこんな ことするの。 フチダ すまない。そんなつもりはなかったの。 |
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一郎 痛あぁ・・・もうだめだ。死ぬうぅ。 パクパク王 一郎ぉ、大丈夫か!?ハタ子さん、すぐ に手術の準備を。 鈴音 いちろー助からないの!? パクパク王 大丈夫だ。
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鈴音 ねえ?一郎どうなっちゃったの?ダイジョウブ だよねえ?いなくなったりしないよね!?だめ よ!ぜったいダメ!キーイッ!パクパク王答え て。ダメ・・ダメ・・ダメなのよそんなの。 |
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鈴音 こんな世界のまんなかで、わたしを一人 ぼっちにしないでェェェェ・・・! パクパク王 なんだ!これは希望のカケラ・・・鈴音 が心を開いた!希望のカケラ。パクパ宝 典最後の詩に記された、希望のカケラ。 さあいざなおう、君達を永遠の楽園パラ ダイスへ! |